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小田原城の総構えを見てきました

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10月末に小田原城の総構えを見てきました。「総構え」いかなるものかご存じで無い方が多いと思います。城の総構えとは、城の周囲にある城下町や集落といった住民のすむエリア(町)を囲むように作られた堀です。したがって、総構えの規模は大きく、どの城にもあるものではありません。こうした構造物を持った城は、大大名の本拠地の城だけです。総構えがある城を例として挙げると、江戸城、大坂城、名古屋城、姫路城などです。総構えのある城は、籠城するのに有利で、大坂冬の陣でも総構えのあった大坂城を徳川家康は攻め落とすことができず。一度、和議を結び、総構え、三の丸、二の丸の堀を埋めたのち、夏の陣を起こし、落城させた話は有名と思います。小田原城の総構えも、豊臣秀吉の小田原攻めに備え作られました。そして、小田原攻めでは、城は落城したというより、開城(降伏)したというのが現実です。現在も、残る総構えですが、石垣はなく地面を掘って水のない空堀とし、その土で土手すなわち土塁を作ったといった感じです。簡単そうですが、実際は、堀は深く、攻めるのが容易ではないことがわかります。写真をみて深さを感じて

いただければと思います。