安土城は、1576年に天下統一が見えてきた織田信長が、琵琶湖の東岸に築城した城です。
安土山という小高い丘に気づかれた平山城で、石垣がふんだんに用いられています。
現在、皆様が観光で見る城の多くは石垣と天守閣がありますが、この原形を作ったもが織田信長です。戦国を生き残った大名は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の家来となったわけで、築城に関しては少なからずこの城が手本となっています。壮大な天守閣が初めて建てられたのも安土城が最初といってよいと思います。現在、城跡は発掘整備が進み、見事な石垣を見ることができますが、建造物は築城後わずか6年で焼失してしまいました。このため、5層7階と伝えられている天守閣の姿は正確にわかっていません。天守閣の図面と思われるものが発見されており、 推定復元図が、研究者により発表されています。その1つが、城跡近くの安土駅前に展示されています(写真)。見事に組まれた石垣は、穴太衆と呼ばれる石垣の技術者集団によりくまれたと考えれています。
安土城址に行ってきました。
2017.05.23