2025年元旦に、宇都宮に行ってきました。宇都宮には、関東七名城の1つに数えられる宇都宮城があります。宇都宮城は、平安末期に藤原秀郷または、宇都宮氏の祖と言われる藤原宗円が築城したといわれている古い城です。宇都宮氏が代々この地を支配していましたが、慶長2年に豊臣秀吉により改易されてしまいました。最終的に近代の城に整備したのは元和5年徳川家康の家臣の本多正純が15万石で領し、城の拡張を行いました。しかし、わずか数年で宇都宮城釣天井事件として知られている謀反の疑いで、改易されてしまいました。城は、幕末に戦場となったのち陸軍の駐屯地となり、その後に民間に払い下げれました。現在は、市街地化し、城の遺構はほとんど残っていません。写真の櫓も再建されたものです。復元整備された土塁からは、往時の城の大きさが感じられます。